iDeCoの拠出限度額が引き上げられる！その影響とは？

皆様こんにちは愛知県名古屋市で社会保険労務士をしております。安藤です。今回はiDeCoの限度額の引き上げについて書いていきたいと思います。2024年12月から、iDeCo（個人型確定拠出年金）の拠出限度額が見直されます。この変更は、特に確定給付型の他制度を併用する場合（公務員を含む）のiDeCoの拠出限度額に影響を及ぼします。

現行のiDeCoの掛金拠出限度額

現在、iDeCoの掛金拠出限度額は、国民年金の加入区分などによって異なります。最も掛金を拠出できるのは、自営業者などの国民年金の第一号被保険者および任意加入被保険者です。

2024年12月以降のiDeCoの掛金拠出限度額

2024年12月1日から、確定給付型など他制度に加入している場合のiDeCoの拠出限度額が1.2万円から2万円に引き上げられます。ただし、各月の企業型DCの事業主掛金額と確定給付型ごとの他制度掛金相当額（公務員の場合は共済掛金相当額）と合算して月額5.5万円を超えることはできません。

注意点

この制度改正により、企業型DCの事業主掛金額とDB等の他制度掛金相当額によっては、iDeCoの掛金の上限が小さくなったり、iDeCoの掛金の最低額（5千円）を下回り、掛金を拠出できなくなったりすることがあります

弊社では企業型の確定拠出年金制度の導入に力をいれております。是非お気軽にお問合せください。